アウトドアナイフ| ファイティングナイフ| ナイフのロック機構|
ナイフの分類と種類
ナイフは古くから狩猟用の道具として、調理用の道具として、更にはいろいろな器具を製作するために人類の歴史と共に生活の必需品として用いられてきました。それと同時に戦闘行為においては、最も基本的な武器としても用いられた歴史を持っています。
古くは石や骨・角・牙などから、次に融点が低くて比較的精錬しやすい銅と錫等の合金である青銅から作られ、やがて鉄の発見によって青銅の時代は終わり鉄の時代が長く続きました。
19世紀初めに生まれたより錆びにくい合金・ステンレススチールは画期的で、その素材は時代と伴に向上して、現在ではより硬質でより加工し易く、そしてより磨耗や腐食し難い物へと改良されて来ました。
ナイフは携帯するように作られ、また実際に携帯していれば様々な場面に用いる事ができる道具です。
例えば1人の人間が文明から隔絶された環境に置かれも、ナイフが1本あるだけでその生存確率は数倍にも跳ね上がると言われます。
また今日の文明社会においても、ツールナイフのような汎用性の高いナイフが一本あるだけで、他の器具を使用しなくても目前の問題を解決できる局面は多いでしょう
しかし同時に、ナイフは武器としても使用でき、現在のような文明社会に於いては危険な凶器と成り得る事も事実です。
ナイフの携帯に際しては、周辺の人々の心情も察して十分安全に使用するように心掛けたいものです。
分類 |
名称 |
説明 |
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A |
Folding Knife |
Pocket Knife |
本来は紳士用(男性用ではなく上流階級用を意味する)の日用・文具用のこざっぱりした造りの小型折り畳みナイフをポケットナイフというが、一般的には小さめのフォールディングナイフをさす。 |
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Folding Knife |
フォールディングナイフは、携帯に便利なようにハンドル内部にブレードを収納出来る構造のナイフをいうが、日本では大多数であり、今日ではフォールディングナイフは手袋をしたまま片手で扱える製品も見られる。ブレードを何らかの方法でロックするロックドフォールディングナイフが一般的。 |
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B |
Tool Knife |
Tool Knife |
フォールディングナイフには刃以外にドライバーや缶切りなどの他の用途の道具を付けた物があり、付いている機能の数によって何徳のツールナイフなどと呼ばれる。 |
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ソムリエナイフ Waiter's Knife |
ソムリエ(ワイン鑑定士)がワインの開封に用いるナイフはソムリエナイフとかウエイターズナイフと呼ばれ、小ブレードでコルクスクリュー、コルク抜きテコを持つ3徳からなるナイフ。 ソムリエナイフと(Sommelier Knife)は和製英語で、英語ではWaiter's Corkscrew、または Waiter's Friend とも呼ばれ,フランス語ではティル・ブッション Tire-Bouchonと呼ばれる。 |
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Army Knife |
軍隊のナイフということでサバイバル用のナイフと誤解されることもあるが、アーミーナイフ自体は歩兵装備として配給食糧の開封に用いたり、装備の手入れを行うナイフ、いわゆる野外生活用の“ユーティリティナイフ”を指す。 |
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Sheet Belt Cutter |
交通事故で車体が傾いてシートベルトがロックされて外れない場合とかチャイルドシートのベルトがなかなか抜けない場面に遭遇した時、シートベルトは走行中の命を守る反面で緊急の脱出の時には簡単には切断できません。 そうした用途に応じてシートベルトカッターがあります。 |
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Window Glass Breaker Knife |
交通事故で車体の破損・火災とか車両が水没した時にドアが開かない場合とかに、側面硝子を割って車内から脱出する超合金製の突起の付いたエマージェンシーナイフです。 ナイフや鋸は衣服を切るなど緊急時に使用します。 なお、フロントガラスは安全上ガラスの間にフィルムを挟んだ構造で作られているので破砕する事はできません。 |
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ガーデニングとかフラワーアレンジメントで花を切る時にフラワーナイフが使われます。 花を鋏で切ると茎が潰れて水を吸い上げる導管が潰され水を勢いよく吸い上げることが出来なくなりますが、フローリストナイフを使うと鋭く導管が切れるので挿し木、生け花、花瓶に生けた花は長持ちします。 ブレードの種類はストレートとカーブした形状の2種類がありますが、カーブした刃先は太い茎の花も切りやすくなっています。 使い方は刃を内側に向けて持ち、親指と刃の間に花の茎を挟んで引きちぎるようにして使います。 使用した後は、花のアクが付きやすいので、汚れを拭き取り軽く油を塗って保管します。 |
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C |
Outdoor Knife |
Outdoor Knife |
現在、登山やアウトドア活動で「登山ナイフ」と形容されるタイプのナイフを携行する者はほとんどおらず、「刃渡り10cm以上のナイフを持ってくる者は化石か素人か危険人物」と言われるほどである。 |
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Sheath Knife |
シースナイフは、折りたたみ機構を持たずブレードとタングが一枚の鋼材から出来ていて、保管時に刃をシース(鞘)に収めて保護する構造のナイフ。
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Divers Knife |
ダイバーズナイフはスキューバダイビングの場合には必須とされ、海中で使用するため刃には錆びにくいステンレスが用いられ、中性浮力に近づけるため柄には中空で刃以上の浮力を持つ樹脂が用いられたり、コミュニケーション手段に水中でエアタンクや石を叩いて音が出し易いよう柄の端に金属を取り付けたり、手袋をはめた手でも脱着し易い様に工夫されている。
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Climbing Knife |
「登山ナイフ」という区分は、ナイフメーカーもナイフ愛好家も当の登山家さえ使わない言葉である |
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アウトドアライフ向けのナイフでは、ハイキングやトレッキングや家族連れのキャンプなど野外活動向けにキャンピングナイフと呼ばれる様々な機能をコンパクトにまとめたにフォールディングナイフがある。 |
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Bush Knife |
藪漕ぎする場合に草や低木をなぎ払うカマ状の特大型のナイフ。 |
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Bowie Knife |
ボウイナイフ (Bowie knife) は刃長20-30cmのクリップポイント、しっかりしたダブルヒルトを持った大型のシースナイフ(鞘付きナイフ)で、武器であると同時に日用品としても利用でき、一般にいうところのハンティングナイフやサバイバルナイフの原型となっている。 現在のフィールドまして街中では実用性はほとんどないが、米国人の持つフロンティアスピリットをすこぶる刺激するのか、アメリカでは今も盛んにカスタムナイフビルダーから大量生産の製品に至るまで幅広く製造されており、フィールドナイフの定番として、あるいはコレクターズアイテムないしインテリア用品として愛用されている。 なお、この原型を考案したのはジェームズ・ボウイ当人ではなく、兄のレジン・ボウイであると伝えられている。彼はバッファロー狩りに出かけた際に、持っていたナイフが非力であったことからひどい怪我を負ったため、これに懲りて後日特注の丈夫なナイフを持つようになったという。 |
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狩猟においては、弓でも銃でも獲物に致命傷を負わせる事は出来ても、即死させる事は難しい。 |
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Machete |
マシェットとはアウトドアで枝打ち・木を削る・雑草を払う時、或いは狩猟などで動物を解体するなどの目的で片手で持って使われる。 |
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AX |
アックスとは木の伐採に使う他、武器として、儀式や紋章のシンボルとして、何千年間にわたり使用されている世界中に広く存在する古い道具で、最初の柄付き斧は中石器時代(紀元前6000年頃)に始まる。 道具としての斧はHand AXとも呼ばれる。 武器として特化した斧には、柄を長くして破壊力を増した戦斧Battle AXや、目標に向かって投擲(とうてき)する投斧Tomahawkなどがある。トマホークとはアメリカインディアンが使った刃先が反っている小型の斧。 |
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Survival Knife |
軍事行動中において遭難などで他の装備を失った場合、生命の危機から何とかして生き残る目的で設計された大型のシースナイフ。 |
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Bird Knife バードナイフ Trout & Bird Knife トラウトアンドバードナイフ Gut Knife ガットナイフ |
鳥を解体するためのナイフで狩猟の後に腸を抜き肉の質を良い状態で保管するために使われます。 針金状のフックは鳥の肛門より差込み腸や内蔵を抜き取る時に使われます。 Bird Knife バードナイフはGut Knife ガットナイフ(腸抜きナイフ)とも呼ばれます。 魚を解体する時にも使われTrout & Bird Knife トラウトアンドバードナイフ Fish & Bird Knifeフィッシュアンドバードとも呼ばれます。 |
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C |
Fighting Knife |
Fighting Knife Combat Knife Tactical Knife |
軍隊で武器としての使用を主眼においたナイフはファイティングナイフと呼ぶ。小銃の先に取り付け銃剣の機能を備えた物もある。 |
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Dagger Knife |
上記の内、刺突・頸部切断用に作られた10~30cm程度の両刃のものをダガーと呼び、刺す事と投げるのに向く短剣の総称でもある。 |
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Boots Knife |
ブーツに鞘を取り付けて使用するものをブーツナイフと呼ぶが、特殊な装着位置のものは殆どが秘匿を目的とし、ダガーナイフと同様に用途は対人殺傷用の暗器(暗殺者用の隠し武器)などの武具の類である。 |
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Throwing Knife |
投げナイフなどとも呼ばれるが、実際にナイフを投げて使うことはほぼ無い。なぜなら、投げて当てるより近づいて使った方が確実性があり、また戦場において重要な武器のひとつを失う可能性がでてきてしまうからである。 |
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Kukri Knife |
ククリナイフはネパールのグルカ族とインドで使用される短剣でクックリ刀ともグルカ ククリナイフとも呼ばれます。 |
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Karambit |
カランビット(karambit)はマレーシア、インドネシアとフィリピンなど東南アジアで武器と同様に農業用の道具として生まれ、鋭く湾曲しトラの爪の形をした両刃でグリップエンドに人差し指の保持リングがあるのが特徴です。 カランビットナイフは近年格闘技と防御用武器(Tactical Knife)として、短いブレードとグリップエンドリングを持った形で西欧に広がりました。 |
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D |
Lock System |
Locked Folding Knife |
フォールディングナイフにロック機構を備えたナイフをロックドフォールディングナイフと呼び、ロック機構を備えたナイフは使用時の安全性が増す。 |
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Back Lock Knife |
ハンドルの背面の後方にあるロックを押して操作し、ブレードの開閉をする機構を備えたナイフ。 |
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Front Lock Knife |
バックロックナイフのロック部分が中央から前方の位置にある機構を備えたナイフ。 |
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Liner Lock Knife |
アメリカのカスタムナイフメーカーMichael Walkerが1980年に開発したロックシステムで、板バネ方式のロック機構で片手だけでブレードの開閉をする機構を備えたナイフ。 |
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Frame Lock Knife |
ライナーロックの改良方式で、板バネを使用せずフレーム自体にバネ機構を備えブレードの開閉をするナイフ。 |
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