ナイフに使われるハンドル材料


素材

ハンドル材の種類

特性

 

天然材料

 

 Cocobolo
ココボロ

 メキシコ南部や太平洋側の中央アメリカに生育し、赤味のある焦げ茶色で油脂分を多く含む硬い木。
美しさや質感ではブラジリアン・ローズウッドに近い。
木質はローズウッドより密で美しく重く、ローズウッドより高価。

Rosewood
ローズウッド

 マメ科の広葉樹。世界の熱帯から亜熱帯地方産の硬い木。
赤紫褐色から紫色を帯びた暗褐色で黒紫色の稿模様。
木質は緻密で磨くと美しい光沢が出る。
東南アジア産のEast Indian Rosewoodは紫檀と呼ばれる。

Quince Wood
花梨コブ 

マメ科の広葉樹。タイ・ビルマなど東南アジアに多く、フィリピンを経てニューギニアまで分布。
芯材は黄褐色からやや紫色を帯びた赤褐色で稿模様になる。
花梨コブはそのコブの部分を使用している為、一本の木からの採取は限られて貴重。
木質は重くて硬く美しい。

Snake Wood
スネークウッド

クワ科の高木。南米のギアナ高地周辺でわずかに生育。
材質は硬く蛇のような斑紋がある高級材。
Letter Woodとも呼ばれ文字を並べた様な美しい模様が出るのが特徴。

Iron Wood
アイアンウッド
クスノキ科の常緑広葉樹で樹高は30mから40m、直径は90cm前後に達する。インドシナ半島からボルネオにかけて主に成育しウリン(Ulin)とも呼ばれる。材質は非常に硬くて強靭でポリフェノールを14.4%含み腐朽菌は絶対に入らないので強力な抗菌・防腐効果があることから英語名がボルネオアイアンウッドとなった。東南アジアでは古くから港湾施設・鉄道枕木・造船・橋梁・建築等に使われている。色は赤褐色で木理が緻密で見た目も美しく、カリンの代替品として家具・フローリング・仏壇・床柱に使われる。

Abalone
アバロン・鮑

  鮑(あわび)の貝殻の内部部分。黒く浮き出た線状模様と、緑系主体の色調。
鮑(あわび)の殻の裏側には非常に美しい真珠光沢があり、ごく薄く切り出して工芸材料に用いる。

Black Lip Peal
ブラック・パール

黒蝶貝の貝殻。太平洋・インド洋・熱帯・亜熱帯に広く分布。
中央部は縁の層状、外側は緑黒色か緑白色で内側は強い真珠光沢がある。
BLPと表示される。

White Mother of Pearl
ホワイトマザー・オブ・パール

白蝶貝の貝殻。オーストラリア・インドネシア・フィリピンに分布。
真珠貝の中でもっとも大きく白く輝き美しい真珠色。
MOPと表示される。
また白蝶貝の黄色の強い部分は黄蝶貝 Yellow Mother of Pearlと呼ばれる。

Stag ・Horn
スタッグ・ホーン

Antelopeレイヨウ(英語名:アンテロープ)は頭頂部に1組の中空の角を持ち、主にアフリカに棲息するウシ科に属する草食の動物の総称である。 古くは“カモシカ”と呼ばれ、“カモシカのような足”とは、本来はレイヨウのことである。 軽量細身で優美な前後脚、小さい二股の蹄と優雅な姿をし、強力な大腿四等筋は時速100 kmに達し、陸上で最速の生き物の1つでもある。(チーター最高速度は時速100〜115 km) ガゼルやシャモアも同類。
雄鹿の角(特に5歳以上の成長した鹿の角)をStagと呼ぶ。

一方で一般的に牛・羊・山羊・鹿・サイなどの角をHornと呼び、ポケットナイフのハンドル材には主に水牛の角が使われている。水牛はウシ科の動物でアジアには世界の95%が生息している。 他に印鑑・櫛の材料としても利用されている

Bone
ボーン

? 牛の大腿骨を素材に染色により様々な色を出す事が出来る。 表面に凹凸を付けた物をジグドボーン(jiged Bone)と呼ぶ。
オイルドボーンは(Oiled Bone)牛骨にオイルに含ませて独特な質感を出す。経年変化に強くなる。

Ivory
象牙

適度な吸湿性・硬すぎず柔らか過ぎず・材質が美しく加工も容易であるため、古来工芸品の素材として珍重された。ワシントン条約締結までは日本が一番の輸入大国だったが、現在では条約締結前に輸入されたものが今も加工されているほか、水牛の角やセイウチの牙、またはロシアの永久凍土より掘り出されたマンモスの牙が代替品として利用されている。 用途は印鑑の高級素材・楽器部品・工芸品。

Leather
皮革ひかく
 動物の皮膚を剥ぎ、そのまま使用した物をといい、動物の皮膚の毛を除去しなめした物を(かわ・かく)と呼ぶ。動物の皮はそのままだと固くなったり腐敗する、これらを防ぎ、皮を柔らかくして耐久性や可塑性を加え、皮革として利用するためになめし作業が必要である。天然皮革は手入れが大変だが使えば使うほど馴染んできて、美しくなることから合成皮革に取って代わられることはない。
Jacaranda
ジャカランタ

熱帯アメリカ原産でノウセンカズラ科の半常緑高木。 世界三大花木の1つで樹全体がムラサキ色の花に覆われ、亜熱帯の国々では街路樹としてよく植えられる。 ブラジルの国花として知られる。

 

加工材料

Ivory Maicarta
アイボリーマイカルタ

 紙を何層にも重ね合わせてフェノール樹脂で高圧で固めた樹脂。
電気の絶縁用に開発されたが、耐熱耐水性が優れナイフの柄に使われるようになった。
一見すると象牙に似ているのでアイボリーの名称がついた。マイカルタの名称は登録商標。

Wood Maicarta
ウッドマイカルタ

木を何層にも重ね合わせてフェノール樹脂で高圧で固めた樹脂。
飛行機のプロペラ用に開発されたが、耐熱耐水性が優れナイフの柄に使われるようになった。
見た目は木と同じだが丈夫。マイカルタの名称は登録商標。

Linen Maicarta
リネン・マイカルタ

 麻の布地を何層にも重ね合わせてフェノール樹脂で高圧で固めた樹脂。
耐熱耐水性が優れナイフの柄に使われるようになった。
強度的に優れ滑り止め効果もある。マイカルタの名称は登録商標。

Zytel
ザイテル

1938年アメリカのデュポン社(DuPont)の開発したナイロン樹脂。
 耐熱・耐薬品性・耐絶縁性に優れ電気電子部品・自動車分野に利用されている。

 

Pakka Wood
強化木合板

 

 マホガニーや樺の天然原木を約1mmの薄板にし、乾燥後に染料でさまざまに着色。
それにフェノール樹脂を含侵させた後、薄板を重ね合わせて高温高圧(約1,000トン)で圧縮して作った積層状の強化木合板。
樹脂を含侵しているので天然木より圧倒的に耐水性に優れ、自然木のように変質変形が少ない。

Carbon fiber
カーボンファイバー
炭素繊維

アクリル繊維またはピッチ(石油、石炭、コールタールなどの副生成物)を原料に高温で炭化して作った繊維。
 1970年代以降優れた強度を持つ特性からロケットや航空機の補強材として使われ始めたが、1980年代以降製造コストの低減や加工方法の進歩により、ゴルフのシャフト・釣竿など身近な道具にまで応用の幅を広げた。
耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、電気伝導性、耐引張力などに優れ、アルミニウムよりも軽量。

Delrin
デルリン

 1952年アメリカのデュポン社(DuPont)の開発したポリアセタール樹脂 (POM)でデュポンの商標登録。
軽量・なめらかで耐水性を持ち90℃以上の温度に耐え、しばしば金属の代替材料として使用される。
溶媒への耐性が高く摩擦係数も低いため、車輪のベアリングとして、オートバイライダーやレーサー用のフレームスライダーや膝の保護具にも使われる。ギターピックの素材としても使われる。
アメリカ食品医薬品局 (FDA) は食品工業での使用を認可している。

G10
ジーテン

ガラス繊維を編んだ基材にエポキシ樹脂を染み込ませ、高熱高圧下で硬化させたハイテク新素材。
耐摩耗性、耐熱性、熱伸縮性、耐酸性、耐水性などに優れ軽い。
細かい等高線模様が美しく、カラーも豊富で人気の新素材。

Turquoise
ターコイズ

 青から緑の色を持つ不透明な天然鉱物で、良質のものは貴重で宝石として扱われる。ナイフの使われている物は、人工的に作られた物では有るが高価でハンドルの素材としては高級品に使用されている。
ターコイズは一般にトルコと呼ばれるが、トルコで産出されるのではなく、アフリカのアトラス山脈周辺の砂漠で産出されたものが貿易でトルコを経由してヨーロッパへ広がりトルコ石と呼ばれるようになった。12月の誕生石。

Malachite
マラカイト

 銅を含む美しい緑色の柔らかい単斜晶系の天然鉱物で、孔雀石の和名は微結晶の集合体の縞模様が孔雀の羽の模様に似ていることに由来する。孔雀石は紀元前2000年ごろのエジプトですでに宝石として利用されていた。粉砕したものは日本画の岩絵の具、花火の発色剤としても重用される。
ナイフの使われている物は、人工的に作られた物ではあるが高価。 石言葉は危険な愛情

Aluminium
アルミニウム

 比重は 2.7 g/cm3 で金属としては軽量。 酸やアルカリに侵されやすいが、空気中では表面に酸化膜(アルマイト)ができて不動態となり耐食性にも優れている。 アルミニウムはボーキサイトを原料として生産されるが、電気分解を行う時に大量の電力が消費されることから“電気の缶詰”と呼ばれることもある。
たいていはアルミニウム合金として使用され主な合金にジュラルミンがある。(1円硬貨はアルミニウム 100% )
陽極酸化法を用いていろいろな色に着色が可能でカラーバリエーションが豊富に作れます。

Titanium
チタン

 地球を構成する地殻の成分としては鉄に次ぎ9番目に多い元素で、金属光沢を持つ。 室温では酸や海水などとは殆ど反応しない強い耐蝕性を持つ。 アルミニウムに比べ60%程度質量は大きいが、約2倍の強度を持つ。 チタンの強さや軽さ、並外れた耐蝕性、極端な温度に耐える性質から戦闘機・旅客機・自動車・潜水艦・ロケット・ミサイル・スプーン・フォーク・印鑑・眼鏡のツル・フライパン・ゴルフクラブなど多岐にわたって使用される。

Kraton
クラトン

 Kraton(クラトン)ポリマーとは米国のクラトンポリマー社の登録商標で、高性能エラストマー(高性能なゴム)です。 ポリマー(Polymer・重合体)とは、複数の単量体が結合して鎖状や網状になってできた化合物のことです。
クラトンには伸縮性と弾力があり、クラトンを使用したナイフのハンドルは滑りにくくて衝撃を吸収します。

     
   

その他

  Scrimshaw
スクリムショー
スクリムショーはアメリカ先住民の間で始まりアメリカ独自の文化遺産です。
アメリカ先住民はセイウチやオッセイの歯や骨などを利用して、それにナイフで切り込んで絵を彫りそこに色を塗りこんでさまざまな装飾品を作りました。
 また、極寒に暮らすエスキモーは木材を入手する事が出来なかったのでクジラの歯・クジラなどの鬚や骨なども使いました 。
このような歴史を踏まえ、ナイフにもハンドルにスクリムショウを取り入れて装飾されるようになりました。 現在のアメリカではスクリムショーを職業とするアーティストが製作しています。
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